校長挨拶

愛知県立小牧南高等学校のホームページを御覧いただき、ありがとうございます。このホームページでは、社会に開かれた教育課程の実現を目指し、日々の教育活動や生徒の活気あふれる学校生活の様子などを随時お知らせしています。生徒・保護者の皆様、同窓生の皆様、地域の方々、さらに広く多くの皆様方、現在の牧南(まきなん)の姿を御理解いただくと同時に、本校への御支援と御協力をお願い申し上げます。

本校は、小牧山を北に仰ぐ緑豊かな地に、1980(昭和55)年に開校し、本年度で創立46周年を迎えます。創立当初からきめ細かい学習指導・生徒指導を行い、大学への進学を目指す普通科高校として、地域の信頼を築いてまいりました。

本校は、学問だけではなく、豊かな心を育てることも大事にする学校です。生徒は部活動や学校行事、地域貢献活動に積極的に取り組むとともに、文化芸術に親しみ、郷土に学びながら、自分自身の考え方や価値観の基礎を確立するために「牧南ライフ」を謳歌しています。

本校の校訓は、「知(ち)・行(こう)・恕(じょ)」です。最初の二文字、知と行は、知行合一(ちこうごういつ)という言葉が由来となっています。この言葉の意味は、「知識と行為は一体である。本当の知識は実行を伴わねばならない」という意味です。三つ目の文字、「恕」とは、他人の立場に立ち、その人の痛みや苦しみ、喜びを自分のことのように感じることができるこころです。この校訓のもと、「自ら学び、考え、正しく判断できる人間」「活力に満ち、たゆみなく実践する人間」「豊かな情操を備え、礼節を重んじる人間」の育成を目指しています。

また、本校の校章は、英傑の偉業青史を照らす古戦場、史跡小牧山を両側から円弧で分割して小牧の「小」を表し、「高」は高い理想に向かって伸び行く若人を象徴しています。また、円錐形は重要点を表す意味も含まれています。

教職員一同、生徒一人ひとりを大切にしながら、持てる可能性を最大限に伸ばすべく一丸となり、情熱と愛情、時には厳しさをもって、全力で教育活動を推進してまいります。これからも変わらぬ御支援と御協力を心よりお願い申し上げます。

【学びの改善】
平成28~30年度:アクティブ・ラーニング研究指定校として授業改善に取り組む
令和元年度  :65分授業の導入
令和3・4年度:「あいちラーニング推進事業」研究重点校の指定を受ける
令和4年度  :新カリキュラムの実施(1年生)、新しい観点別学習状況評価の実施、スクールポリシーで「本校における学び」を公表、生徒一人一台タブレット端末の配備完了、カリキュラムマネジメントシートの導入
令和5年度  :新カリキュラムの実施(1・2年生)
令和6年度  :新カリキュラムの実施(以降、全学年)
令和7年度  :BYOD実施に向けた検討

愛知県立小牧南高等学校長  井上  猛

校訓

「知・行・恕」

「自ら学び、考え、正しく判断できる人間、 活力に満ち、 たゆみなく実践する人間、豊かな情操を備え、礼節を重んじる人間」 の育成を目指す。

教育目標

グローバルな視野を備え、 社会の発展に貢献できる、心身ともに健康で活力ある人間を育成する。

三つの方針

(育成を目指す資質・能力に関する方針 教育課程の編成及び実施に関する方針 入学者の受入れに関する方針)

1目指す生徒像 (このような生徒を育てていきます)

本校は 「知・行・恕」 を校訓とし、「グローバルな視野を備え、 社会の発展に貢献できる、心身ともに健康で活力ある人間を育成する」 と教育目標を 定めています。 次の2に示す本校における学びを通し、 「牧南生」 として次のような生徒を育成していきます。

  • 身近な気付きをこれから社会で起こりうる諸問題の芽としてとらえ、グローバルな視点からそれを掘り下げて解決策を自ら考えることができる生 徒
  • 自らのあり方、 生き方について真摯に模索し、 他者の考えを聞き他者と協働的に活動しつつ、社会に参画する将来像を見つけ出すことができる生徒
  • 学業、部活動、 諸行事に自ら納得するまで打ち込み、 心身ともに健康で活力ある生活を送ることができる生徒

2 本校における学び (このような特色ある学びを進めます)

アクティブ・ラーニング実践の深化

  • 自ら問いを立て、 すぐに答えの見つからない課題にも主体的に取り組む学びを深める
  • 考えを表現し共感性をもって聞く、 対話的な学びでコミュニケーション能力を身に付ける

探究的な学習

  • 書物や新聞、インターネットなどを活用して的確に情報を収集し、 批判的思考を用いつつ諸問題の本質を見出す
  • 仮説検証等の探究のプロセスを身に付け、 筋道立てて物事を考察する

人間的な成長、 人間力の育成

  • 様々な活動に積極的に関わり、 失敗からも学ぶ経験を積むことで自信を深める
  • 各種の学校行事を通して情操を豊かにし、他者と協力する姿勢や思いやる心を持つ

3 入学を期待する生徒像(このような仲間を本校で見つけよう)

大学受験に向けた勉強だけではなく、学校の授業、行事や部活動などで、自分の興味関心を持ったことに打ち込み、学びと経験を重ねながら自分を成長させようとする生徒を求めます。したがって身に付けていてほしい資質としては、学力だけでなく、多様性を受け入れる姿勢、対話性、主体性、探究心、思いやりや奉仕の心、も重視します。具体的には次の例に一つでも当てはまる生徒の入学を期待します。

  • これまでに学業、部活動など一つのことに打ち込んで頑張ってきた経験と、自分が身に付けたことを他者に教えてともに成長したいという気持ちとを持った生徒
  • 答えを安易に求めるのではなく、様々なことに疑問や関心を持ち、自ら試行錯誤して経験を深めたり、友だちと協力し学び合って解決策を見出したりしようとする生徒
  •  多様性や互いの個性を認め合い、他者に思いやりの心を持って接しながら、人間関係を広げていこうとする生徒

具体的な方策

学力の育成と進路目標の実現

  •  分かる授業・・・65分授業、学び合う学び、 土曜学習、 学習生活実態調査
  •  類型 習熟別授業・・・ 類型選択指導、 習熟別授業
  • 家庭学習・・・ 週末課題、 オンライン学習、 長期休暇課題
  • キャリア教育・社会人講話、 インターンシップ、 学部・学科説明会 学科説明会、 卒業生大学説明、 大学授業体験
  •  課外授業・・・夏季・冬季課外授業 (全学年)、 春季課外授業 (2年)、 通年課外授業 (3年)、 共通テスト 国公立2次対策特別講座 (〃)、小論 文・面接個別指導 (〃)
  • 進路先と検討・・・ 進路検討会、 進路動向分析、三者面談

個性と身体の育成

  • 学校行事・・・ 牧南祭(文化祭・体育祭)、 スプリングキャンプ、春季スポーツ大会、 修学旅行、遠足、 芸術鑑賞、 読書感想文コンクール
  • 部活動の充実・・・ 大会への積極参加、 学業との両立、 学年クラスを超えた親睦や交流の場

思いやりなどの心の育成

  •  福祉・ 奉仕実践教室などのボランティア活動に積極的な参加
  • 交通安全講話、薬物乱用防止講話の実施
  •  情報モラル向上講話、 人権講話の実施

クラス編成

教育課程

サタデースクール